おはようございます~ママです。
この時間(7時30分)
まだボクは夢の中です。
本当に寝るの大好きなパピヨン犬ですね。
ボクの寝顔を見ながら
5年前の お見合いの日のこと
思い出していました。
あの日 お約束してたのは14時。
でも私もチエも なんだかやけに早起きでしたね。
というか 眠れなかったのです。
ワンちゃんに会うドキドキ!
わくわく~と・・・
お兄ちゃん犬に対する申し訳なさ・・・
電話を頂きOKしたものの
気持ちはグルグル。。。
もう少し もう少し待てば・・・
あの子が本当に生まれ変り 再会できるかもしれない?
そんな気持ちが複雑にからみあってしまって・・・。
こんな状態で お見合いをしていいのだろうか?
そう思えてしまって。
なので私たちは話し合い、
お約束より1時間早くお店に行きました。
「あら?」
時間よりかなり早く着いた私たちに気づき
店員さんが 不思議そうに近づいてきます。
どこまで今の私たちの複雑な心境を
お伝えできるか 分りませんでしたが・・・
この2日の正直な気持ちを打ち明けました。
「私達は子犬をというより、
ぼくちゃん(亡くなってしまった子)を求めてるのかもしれません。
もう ぼくちゃんはいないのに・・・。
でも パピヨンちゃんのお顔をみたり、抱っこしたら、
うちの子にしたくなると思います。
そんな中途半端な気持ちで迎え入れていいのか・・・」
そう お話すると
「お見合いは、実際に会って触れていただき、
フィーリングや相性を感じていただくものなので
この子だ!と感じる子が現れた時に、
ご家族になっていただければと思いますが?」
「でも・・・今は一度抱きしめた子を手放す悲しみを
心と体が覚えてしまってるので・・・
この子じゃないと感じ、連れ帰れないのが罪なようで。。。
勝手なことを言ってごめんなさい」
すると ショップのお姉さんは
「ワンちゃんを本当に大事に思っていただいて嬉しいです。
きっといつか ご縁のある子が現れます!」
と言ってくださり、
「よかったら、あとで写真だけでも見てあげてください。
見せて頂いた 幼い頃のぼくちゃんに本当に似ているので」
と、封筒をいただきました。
ショップを入るときも出るときも
目を伏せワンちゃん達を見ないようにしていたので、
その子がそこにいたのかは・・・不明です。
ランチで入ったお店。
食事も終わりに近づいた時
「これで良かったのよね?」
私がチエに言う。
「そうね」
チエはそう答えると、
「写真みてみようかな?」
そう言いながら、テーブルの上に置かれている封筒に手を伸ばす。
「見てみたら?どれだけ ぼくちゃんに似てるのかしらね?」
「うんうん 写真だけならいいよね~」
そう言い封筒を開き、中に入っている写真とブリーダーさんからの書類に
目を通したチエの顔がハッとし私を見る。
「どうしたの?」
「あの子 本当に約束守ったのかも?」
チエが何を言っているのかサッパリ分からず
チエから写真と書類を受け取り見てみる。
「そんなことあるの?」
書類の生年月日らんに記されていた日付は
2009年3月27日
ぼくちゃんが虹の橋へと旅立った日でした。
私達は、もちろんショップの方に、
ぼくちゃんが亡くなったことは お話していたけども・・・
具体的に3月27日に亡くなったことは一度も話していませんでした。
チエが携帯に保管していた
ぼくちゃんの幼い頃からの写真を見ていただき、
思い出話を聞いてくださり、
「似ているワンちゃんがいたら ご連絡しましょうか?」
と言ってくださったので、
とりあえず電話番号を残してきたのでした。
私とチエの目が合い、
「行こう!」 どちらからともなく言葉にしていました。
私達が ものすごい形相で戻ってきたので
ショップのお姉さんは さぞかしビックリしたことでしょう。。。
「まだ あの子いますか?」
「はい もうすぐ お迎えが来ますので、あちらの部屋にいますが・・・」
今日のお見合いの日のため、
昨夜からショップにきていた子パピちゃんは、
キャリーの中でお迎えを待っていました。
「会わせてくだい!」
お姉さんは分けがわからずながら
子犬を連れてきてくれました。
「合図は舌チョロだったはずなのに~
こんな合図だとは思いもしなかったよ!」
チエが言いながら子パピちゃんを抱き上げます。
そう お兄ちゃんの意識が遠のく中
チエがずっと耳元で話しかけていた会話が蘇ります。
「また うちの子に産まれてくるんだよ。
ぼくちゃんだって分るように 舌チョロしてるんだよ!」
当時、舌がペコちゃんのようにチョロっと出てるのが
ぼくちゃんのチャームポイントの一つ。
舌チョロできなかったら どうしよう?って・・・
だから わかりやすいように 同じ日にしたのになぁ。
ママとチエに見のがされそうで あせったんだからね~
ぼくちゃんの声が聞こえた気がします。
そんなことは ないのかもしれないけど・・・
ボクと家族にとっては 運命なのだと信じたい気持ちです。